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保護者からのメッセージ

みんなに平等に教えるという常識が、ある人間にとっては大きな非常識であることを、この学校で教わりました。

芝井美穂さんと景生さん

お話をうかがった芝井美穂さんと、息子の景生(ヒロミ)さん
今春、高等課程美術科を卒業し、専門課程の総合デザインコースに進学、現在、在学中

長男をなぜ、普通の公立高校ではなく文化学院に入学させたのか。そのきっかけは、中学1年の時の担任の先生のひと言、「この子は勉強するより何かを作っている時の方がイキイキしてる子だから、今から高校のことを考えておいた方がいいですよ」という言葉でした。「人前で発表などをさせると上手いのに、それがテストなどの点数に結びつかない」ことを、勉強が嫌いという風に判断されてしまったんですね。正直、テストの点数だけで生徒を振り分け、それがすべてのように振る舞う義務教育に、ある種の疑問とおそろしさを感じてしまいました。

その言葉から私なりの高校探しが始まったのですが、すぐに「ここだ」と思える学校は見つかりませんでした。そんな時にたまたま、米米クラブの石井竜也さんが出演しているテレビ番組を観て、彼が卒業した文化学院という学校がお茶の水にあること、そこでは子どもの感性を尊重したノビノビとした教育を行っていることなどを知り、「この学校なら息子に向いているかも」という期待から学校説明会に参加することにしました。

芝井美穂さんその時、当時の西村校長から「この学校を探し出し、説明会に来たことだけで凄い!」と言われたのですが、その言葉が最後の決め手になりましたね。「子どもの個性を伸ばします」的な学校は世の中にたくさんありますが、文化学院は単なる謳い文句でそれを言っているのではないという真実味のようなものを感じたんです。

その想いは、入学してから一人ひとりの先生たちの対応を見ていて、さらに強くなりましたね。何より、勉強に対する息子の姿勢が別人のように変わりました。科目で言うと、とくに英語で、中学時代のやる気のなさは一体何だったのという感じです。授業後も職員室へ行って先生に質問をし、夜遅くまで学校で勉強しているのですから、文化学院に入ってからの息子の変わりようには、母親の私がいちばん驚いているかもしれません。息子のやる気を引き出してくれた先生方には、本当に感謝したい気持ちです。

文化学院には、教育はこうでなければいけないとか、すべての生徒を一定の枠に押し込もうとする窮屈さが全くありません。世間ではそれを平等教育とか常識と呼ぶのでしょうが、それが本当に良い教育なのかということも考えるようになりました。その意味では、子どもだけでなく親も教えてもらっているのかもしれません。


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