文芸コースについて



さまざまな分野の知識を吸収するなかで、「本物」を見極められる能力を育みます。
文化学院の創立者・西村伊作は与謝野晶子や石井柏亭らと交流する中で、「本物」に出会い、本当に美しいもの、良いものに触れながら暮すことが、自立した人間、真の芸術家を育てる、と確認し合いました。そして自分の娘が中学に上がる年齢になった時、本物の芸術や教養によって若い人の創造能力を高めるような理想の教育を行う学校をつくろうと考えました。この創立当時の意志を色濃く受け継いでいるのが、文芸コースです。
生徒に求めるものは何か。それは頭を柔らかくして、さまざまな分野の学びに挑戦することです。食わず嫌いは感心しません。語学はもちろん、歴史、芸術、音楽、文学に至るまで、貪欲に知識を吸収してもらいます。本コースで過ごす3年間は、いわば、知性のシャワーを浴びる時間。浴びるほど「知的好奇心」が身に付きます。そうなれば、しめたもの。相手に伝わる言い回しや表現方法が、自然に出てくるでしょう。
創作に必要な知性、発想力、表現力を身に付け、自分らしさを追い求めます。
日常の中に「美」を見出す豊かな心を育み、自分で考え、行動できる人を育てる。この教育理念をカリキュラムにも反映しています。
1、2年次は、英語・英文学、フランス語・フランス文学、日本文学、美学・芸術、朗読・身体表現など、多彩な授業を通じて自身の中身を成長させ、創作に必要な知性、発想力、表現力を身に付けることが目標になります。3年次には、俳優、詩人、文学者など、各分野の一線で活躍されるアーティストによる授業もおりまぜながら「本物」に触れる機会を増やし、それまで蓄えた力をさらにアップさせます。そして最終的には「自分らしい表現」をつかみとります。
「絵本制作」「雑誌制作」「文芸誌制作」と、他の高校には見られないユニークな授業も各学年で用意しています。
こんな夢を応援します
- 小説を書いてみたい。
- 映画やドラマのシナリオを書いてみたい。
- TV番組を作りたい。
- 記者・リポーターなどの仕事で取材をする仕事をしたい。
- 編集とはどんな仕事か知りたい。
将来の進路
将来、あなたらしく輝くことのできる仕事がたくさんあります。
- 作家・詩人
- ノンフィクションライター
- 脚本・シナリオライター
- 放送作家
- 新聞記者
- 出版編集者
- 製本家
- 絵本作家
主な科目紹介

絵本制作
沢山の絵本を読んで研究し、英語で絵本を1人1冊作ります。英語でストーリーをつくるのは日本語での創作よりはるかに不自由を感じるはずですが、ことばと表現について深く考えるきっかけになります。不自由からどのように脱出して、自由に表現できるか、ことばと美術の両面から探ります。
西洋文化
西洋文化の根幹であるギリシャ神話・聖書・文字の始まりなどを学び、文化や文学を理解するための基礎知識を獲得し、グローバルな視野を養います。
朗読・素読
声と耳と眼と腹筋と横隔膜を使いながら、色々なものを読みます。身体を使った文学へのアプローチです。
1年次時間割
| schedule | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:55-9:00 | HR | ||||||||||
| 1 | 9:00-9:50 | 国語総合 | 理科総合A | 理科総合A | 現代社会 | 英語I | |||||
| 2 | 10:00-10:50 | 国語総合 | 英語I | OC ※ | 数学I | 情報産業 | |||||
| 3 | 11:00-11:50 | 数学 | 現代社会 | 情報A | OC ※ | 情報産業 | |||||
| 昼休み | |||||||||||
| 4 | 12:40-13:30 | 英語I | 情報A | 保健I | 国語総合 | 映画 | |||||
| 5 | 13:40-14:30 | 西洋文化I | 絵本制作 | 情報リテラシーI | 文学基礎 | 映画 | |||||
| 6 | 14:40-15:30 | 朗読(素読) | 絵本制作 | 情報リテラシーI | 文学基礎 | 映画 | |||||
| 7 | 15:40-16:30 | 映画 | |||||||||
※OC…Oral Communication(英語:オーラルコミュニケーション)
※この時間割は変更になる場合があります。
文芸コースの授業風景
絵本制作の授業
朗読の授業
西洋文化の授業
在校生インタビュー

文芸コース・内山乃良さん
(東京都・小平市立上水中学校卒業)
つねに新しい発見があるから、学校へ行くのが楽しくて仕方ない!
以前から絵の道に進みたいという希望があり、都立の芸術系の高校へ進もうと思っていたのですが、オープンキャンパスに参加して体験授業などを受けるうちに、文化学院の先生の教え方や授業内容などがとても気に入り、進学したいと思うようになりました。現在は入学当時の美術コースから文芸コースへと変わりましたが、授業に対する興味は高まる一方で、学校へ行くのが楽しくて仕方ないという毎日を過ごしています。
すべての授業がそれぞれに面白いですね。中でも西洋文化と朗読の授業に興味があり、とくに朗読に関しては“声に出して読む”という楽しさの虜になってしまいました。身体を使って文章にアプローチしているという感じで、黙読だけの時より作品に対する理解が深まるような気がします。朗読や読み聞かせって、聞く側の人が楽しむものだと思っていたのですが、じつは聞かせる側にも大きなメリットがあるものだったんですね。そんな新しい発見に満ちた今の暮らしは、とても充実していると思います。
コースマネージャー・担任
-
文芸コース コースマネージャー

立花万起子
プロフィール
学習院大学卒業、学習院大学修士課程修了(心理学)。イギリスのエセックス大学大学院マスター修了(言語学)。フリーランスの通訳家、翻訳家をへて、文化学院に赴任。海外文学に目を向けるだけでなく、合気道、茶道、お能など日本の伝統文化にも造詣が深い。創立者・西村伊作のひ孫。 -
文芸コース 担任

礒部祥子
プロフィール
成城大学大学院文学研究科博士課程単位取得。古代国文学専攻。1995年より、文化学院で日本文学研究(奈良朝)・国語・作文の授業を担当。




















