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文化学院・高等課程の特色「基礎教養科目」

知的好奇心が旺盛な人ほど、クリエイターとしての感性を磨くのも上手です。

「感性を磨いて、作り手のプロへ」は文化学院のスローガンです。
これだけを見ると、特定のクリエイティブ分野の知識を身に付ければそれでOKと捉えられるかもしれません。それは違います。見聞きしたり調べたりして習得した知識を、やがて独自の表現手法で人に伝えることができる人こそが真のクリエイターだと、私たちは考えています。
だから皆さんには、英語や国語、数学や歴史といった「基礎教養科目」も、しっかり学んでもらいます。
ただし、大学受験に向けた「詰め込み式」の授業は行いません。
では、具体的にどんな授業なのか。これから説明しましょう。


豊かな教育を持つ人ほど、優れたクリエイターになる。

「ヴォーカリスト志望だから、歌の練習に集中したい」。「ダンサーは、カラダさえ鍛えればいいじゃん」。いいえ、それでは高いレベルには行き着くことはできません。プロのクリエイター、プロの表現者になれば、深い知識が求められる場面が必ずといっていいほどやって来ます。

例えば、太平洋戦争によって引き裂かれた恋を歌う楽曲があったとします。なぜ日本とアメリカは戦争したのか、なぜ誰も戦争に反対できなかったのか、そうした時代背景を把握しないまま歌っても、悲哀は伝わらないでしょう。上っ面の感情だけなぞっても、人の心は動きません。だから、現代史を学ぶのです。日本だけでなく、韓国や中国、東南アジアの歴史も調べるのです。そうして初めて、人を感動させるパフォーマンスが生まれます。

興味あることを、自分のチカラで掘り下げよう。

今、あなたは中学3年生。教科書を机におき、黒板の文字をノートにうつしながら授業を受けています。そんな毎日が「つまらない」と感じていませんか? もしそうならば、その学問に関心がないからです。関心がないから、覚えようとしない。先生の説明を耳にしても、ちんぷんかんぷん…。

文化学院の教員は、「ここを覚えなさい」と無理強いはしません。各科目の基礎内容を学びながら、一人ひとりの生徒に「おもしろい」と感じるポイントを探させます。そして、そのポイントを見つけた人から、自分自身で深く掘り下げてもらいます。図書館ヘ行って辞書を引いたり、百科事典をひもといたり。あるいは、詳しい人に取材をしたり…。その成果をいずれは、みんなの前でプレゼンテーション(発表)してもらいます。

こんな自由なスタイルをとるだけに、いろんな分野を「浅く、広く」というより、興味ある分野を「深く」という姿勢が大切になるでしょう。もちろん、試験で良い点を取ることだけを目標にはしません。

学年が上るごとに、専門科目を増やしていきます。

下記に記載したのが、例として「高等課程」2009年度の1年次の時間割です。「基礎教養科目」がおよそ7割を占めます。最初は3割だった各コースの「専門科目」は2年からは5割に、3年になると7割に増えていきます。

1年次時間割
 
クラスA クラスB クラスA クラスB クラスA クラスB クラスA クラスB クラスA クラスB
1時限 9:00 OC 国語I 数学I 理科総合 PC 国語I 現代社会 PC 英語I 情報A
2時限 10:00 情報A 国語I 理科総合 数学I PC 現代社会 英語I PC 国語I 情報A
3時限 11:00 情報A 現代社会 OC 現代社会 英語I 保健I 国語I 英語I 国語I 英語I
昼休み                    
4時限 12:40 現代社会 OC 現代社会 OC 国語I 英語I 保健I 国語I 映画
(シネマリテラシー)
5時限 13:40 ★演劇・音楽・ダンス
ヴォーカル
★演劇・音楽・ダンス
ダンス
理科総合 数学I ★演劇・音楽・ダンス
演技基礎
映画
(シネマリテラシー)
★美術
美術I
★美術
デッサン
★美術
美術I
★文芸
情報リテラシー
★文芸
絵本制作
★文芸
西洋文化
6時限 14:40 ★演劇・音楽・ダンス
ヴォーカル
★演劇・音楽・ダンス
ダンス
数学I 理科総合 ★演劇・音楽・ダンス
演技基礎
映画
(シネマリテラシー)
★美術
デジタルグラフィックス
★美術
デッサン
★美術
美術I
★文芸
情報リテラシー
★文芸
絵本制作
★文芸
朗読
7時限 15:30                 映画
(シネマリテラシー)

※2009年度の時間割です。
※OC…Oral Communication(英語:オーラルコミュニケーション)
※★印のついている授業は3コースに分かれて授業を実施します。
※この時間割は変更になる場合があります。

「映画(シネマリテラシー)」は、毎週金曜日の午後にあてられます。秋には、映画づくりに専念できるよう1時間目から6時間目まで「映画(シネマリテラシー)」にあてる1週間もあります。

なお、皆さんは入学時に「演劇・音楽・ダンスコース」「美術コース」「文芸コース」を選択しますが、途中でのコース変更も可能です。ひとつは、1年次の5月上旬。もうひとつは、2年次に進級する前。さまざまな授業を受けるうちに、将来の目標が変わることはよくあることです。担当教員も相談にのります。安心してください。

基礎教養科目の授業風景

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