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卒業生からのメッセージ

白木 努さん

白木 努

白木 努
2002年 高等課程 美術科卒業、05年 専門課程 美術科卒業、07年 版画科研究科卒業
イラストレーター・デザイナー
1983年生まれ。高等課程、専門課程で、平面デザインと洋画を学ぶ。卒業作品はリトグラフ。友人の多くが、絵本作家、写真家、陶芸家などアートの世界で活躍中。文化学院出身者が立ち上げた劇団「ナカゴー」のホームページやチラシ制作を担当。
劇団「ナカゴー」
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そこは、年齢や志向の枠を超えたコミュニティーでした。

中学2年生の秋口。絵画教室の先生から「本格的に絵を描きたいなら文化学院」というアドバイスを受けて…。で、何気なく見学へ行ったんです。ひとめで、そのカッコよさに魅かれました。蔦のからまる校舎。ヨーロッパ建築を思い起こすエントランスのアーチ。奥へ進めば、大正時代の雰囲気を醸し出す中庭があって…。目に映る風景全てが映画のワンシーンのよう。その日のうちに進学を決意しました。

高等課程で学んだのは、主に平面デザインと洋画。成績は悪かったです。課題も、提出期限ギリギリにならないと本腰をいれない劣等生。でもね、居心地がよかった。なぜなら、気の置けない仲間や先生がいたから。中庭にいろんな学科の人が集まり、ギターを伴奏に歌う。談笑する。ときどき討論する。でね、その際、お互いにニックネームで呼びあうんですよ。ボクは「ツトちゃん」。同級生はもちろん、先輩からも、後輩からも、先生からもそう呼ばれます。こちらも当然、相手を愛称で呼ぶ。たとえ5つ年上の人に対しても。つまり、上下関係のない平等なコミュニティーが成り立っているんですね。そんな環境で過ごしたからこそ、伝えたい相手を意識した表現ができるようになったんだと思います。

今、絵画教室の講師をメインに、イラストレーター、デザイナーとしても活動しています。最近手掛けたCDジャケットや劇団広報の仕事は、中庭で仲良くなった友達から依頼されたもの。文化学院は、「一生涯のつながり」という宝物を授けてくれたのかもしれません。


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