文化の杜

文化学院 クリエイティブ・メディアセンター

第1回 創立90周年を迎えるにあたって

文化学院は、2011年、創立から90周年を迎えます。それを記念して、1921年から現在に至るまでの歴史資料を収集・保存し、また、文化・芸術に関わるさまざまな対話を、未来に開かれた言葉として投げかけてゆきたいと考えています。

その活動のひとつとして、下記セミナーを開催します。

セミナー「西村伊作という人がいた」

文化学院創設者で建築家・芸術家の西村伊作の素顔を、作家の黒川創さんと文化学院クリエイティブ・メディアセンター研究員で伊作の孫である立花利根さんが語ります。

概要
日時 2011年2月24日(木)19時〜21時
会場 d-labo(スルガ銀行ミッドタウン支店内、港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F)
参加費 無料、予約制(定員70人)
主催 和歌山県、d-labo、文化学院、文化学院クリエイティブ・メディアセンター
お問い合わせ d-labo(03-5411-2363)
詳細 http://www.d-labo-midtown.com/index.php
※12月中にセミナーの詳細を掲載予定です。
西村伊作 にしむら・いさく(1884〜1963)
紀州、和歌山の山林業を営む母方の西村家の家督を継ぐ。父方の叔父、大石誠之助の影響もあり、社会主義思想や反権力的思想にもふれたが、これらの「主義」の組織に入ることはせず、独自の思想、感性で西欧文化をとりこみ、建築、絵画、陶芸など、芸術と生活にかかわる広い分野で足跡を残した。1921年には、長女の中等教育のために私財を投じて、学校法令に依らない学校、文化学院を創立した。当時の進歩的な文学者、芸術家、哲学者たちは、この新しい型の学校に賛同し協力した。
1943年、軍国主義の国是に非協力的であった西村は思想犯として拘留され、文化学院は終戦まで閉鎖されたが、2年の空白の後、再開する。
著書に『わが子の教育』(1922)、『わが子の学校』(1927)、『楽しき住家』(1919)、『装飾の遠慮』(1922)、自伝『我に益あり』(1960)、などがある。

(2010.12.03)