クリエイティブ・カフェ vol.7 & 作品展示
藤幡正樹「ひみつの部屋、あるいはテレビ──メディアと表現をめぐって」レビュー

本田英郎

メディアアーティストである藤幡正樹氏の新作《ひみつの部屋、あるいはテレビ Private Room or TV》は、2009年11月20日から12月3日まで、御茶の水・文化学院の洞窟のような仄暗いスペースに展示された、というより、都市の空間に静かに存在を潜ませた、と言ったほうが相応しいかもしれない。

作品が構想され、制作され、その作品に相応しい設置場所をアーティスト自らが選びとり、その環境に添って作品が創り直され、人に見られるという一連のプロセスを、美術館以外の場所、美術館のシステムの「外」で行なうこと。そのことの自由と豊かさを味わい、考えた体験だった。展覧会期間中の編集日誌はこちら

「ひみつの部屋、あるいはテレビ──メディアと表現をめぐって」の様子
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2009年11月20日

本田英郎(ほんだ・ひでお)
1964年生まれ。編集者、クリエイティブ・ディレクター。文化学院 クリエイティブ・メディアセンター センター長/編集長。