連続講座&研究会「スイーツよりペン──生きる・東京・未来」

第4回 極地の捉えかた──〈食べる〉

極地を極限と捉えるのか、楽園と捉えるのか。

自ら好んで極地へと赴く人々が確かにいる。
人類全体の割合から見ればわずかな率かもしれないけれど。

彼らは極地を楽園と捉えているのだろうか。

フランス人医師アラン・ボンバールは、自らを実験台にしてたった一人でゴムボートに乗り大西洋を漂流した。飲料水や食料を一切持たず、海水と釣った魚だけで百日以上の漂流実験を耐え抜いた。またボンバールは著書『実験漂流記』の中で、海難者の約9割が漂流3日以内に死亡してしまうことを統計で示した。

ひとは飢えや渇きのみではなく、孤独や絶望により死に至り得る生き物なのだ。

ボンバールらを特殊解と退けてしまうよりも、僕は彼らの見ている楽園に近づきたい。

彼らが知っている〈極地の捉えかた〉。
そこから日常の〈食べる〉を捉え直すこと。
楽園に近づくための、生きるための知恵を探そう。

概要
座長 村上祐資
1978年生まれ。極地建築家。防災士。第50次日本南極地域観測隊(2008−2010)に越冬隊員として参加。日本の南極観測基地〈昭和基地〉で13ヶ月間にわたりミッションスペシャリストとして地球物理観測に従事。他の参加エクスペディションに、エベレストBC(2010)、シシャパンマBC(2011)、富士山測候所(2010、2011)など。NPO法人「富士山測候所を活用する会」メンバー。子どものためのワークショップ「秘密基地ヲ作ロウ。」を主宰。主な展示作品に、OPEN SPACE 2009「MISSION G : Sensing The Earth」(ICC、2009-2010)。
ウェブサイト:www.fieldnote.net
案内人 本田英郎
日時 2011年12月9日(金) 19時〜21時
場所 文化学院 教室(教室は当日ご案内いたします)
参加費 1000円(資料代を含みます)
主催 文化学院創立90周年記念「100周年プロジェクト」
文化学院 クリエイティブ・メディアセンター
お申込 メールにてお願い致します。90-100@gakuin.ac.jp
お問い合わせ 文化学院 〒101-0062 千代田区神田駿河台2-5
tel: 03-3294-7551  fax: 03-3292-8980 90-100@gakuin.ac.jp