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専門課程 総合芸術学科 文芸コース

貴方の紡ぐ言葉たちは
仲間との交わりがあってこそ磨かれる。

文芸コースでは、少人数教育をモットーに、それぞれの学生の個性を発見し、のばしていく「個」の教育を何よりも重んじています。教える側も、与謝野晶子、芥川龍之介、川端康成、北原白秋、有島武郎、小林秀雄、遠藤周作といった近代の知識人から現代の創作者に至るまで、才能豊かな個性が集ってきました。講師と学生との距離の近さ、創作と議論を積み重ねながら互いに成長していく切磋琢磨の時間は、大学や他の専門学校にはない特色です。

文芸コースに集まる人々

  • 小説家になりたい
  • シナリオ・脚本を書きたい
  • 編集者になりたい
  • 取材の方法を知りたい
  • 文学を学びたい
  • 本や雑誌を作りたい
特徴

考える、学ぶ

「書く」という行為は孤独な作業です。言葉の仕事を志す人には、不安や葛藤を抱えている状態から逃げず、それを表現に生かすように自分を仕向けてほしいと思います。そのためにも書物を読み、話を聞き、古今東西の優れた作品にたくさん触れてください。講義系の科目をつうじて、豊かな教養と知性の獲得、物事を見つめる眼差しを鍛えることを大切にしています。

書く、伝える

人に伝えたいことを自らの言葉で表現するための技術を学びます。創作系の科目をつうじて、小説からエッセイ、評論からシナリオに至るまで、個々の志向に添いながら、書き方の技術、物語の構成、読者を魅せる技法など、予備知識がない人にも丁寧に指導します。将来、作家をめざす人だけでなく、どの会社や組織でも通用する「言葉の力・コミュニケーションの力」を育みます。

小説を書く専門学校

編集する、デザインする

本を創りたい・編集したいと思っている人のために、企画力と制作力を磨きます。テーマの立案のしかたを学び、書かれたものを編集し、手にとりたくなるような美しいデザインにします。演習系の科目をつうじて、そうした実践的な創作の場を体験します。

先生と生徒の距離が近い学校
授業紹介

教養ゼミナール

本田 英郎 先生

色彩演習

学生が主体的に研究と発表を重ねていくゼミ。2014年度のテーマは「アニメーションにおける動き」。雨や風の動き、キャラクターの動作、恐怖の描き方など、清新な視点で掘り下げます。さて、貴方は何をテーマに選びますか?

取材ライティング

唐沢 耕 先生

色彩演習

本物の雑誌を作ってみよう!前期は記事の取材の仕方や書き方をいちから学び、後期は編集会議を進めながら実際の雑誌作り。意見を戦わせながら企画を練り上げていく過程が、より中身の濃い内容に繋がるのです。


創作演習

大坪 覚 先生

色彩演習

決められた現行枚数や期限のもとで創作小説を書き、それらを相互にチェック。各々が書いてくるジャンルが異なるので、初めて仲間の作品を読んでコメントし合うのが大変刺激的です。

創作ゼミナール 小説

赤坂 真理 先生

色彩演習

小説『東京プリズン』の著者である赤坂先生の授業では、グループセッションで各々の小説を読み合ったり、意見を交わしたりと、さながら「他者の声」の交流場。一人での執筆時には見えてこなかった驚きの視点が、新たな物語を生み出します。

時間割

一年生

 
1 教養ゼミナールⅠ 取材ライティング 文芸基礎演習B 文芸基礎演習A
2 教養ゼミナールⅠ 取材ライティング 文芸基礎演習B 文芸基礎演習A
3 文芸批評Ⅰ 児童文学 創作演習Ⅰ 英語演習初級 英語演習上級 フランス語 中国語
4 文芸批評Ⅰ 児童文学 創作演習Ⅰ 英語演習初級 英語演習初級 フランス語 中国語
お昼休み
5 パフォーマンス 映画論 基礎演習Ⅰ 日本文学Ⅰ 文学史 文芸ゼミナールⅠ
6 パフォーマンス 映画論 基礎演習Ⅰ 日本文学Ⅰ 文学史 文芸ゼミナールⅠ
7 特別講義 編集 創作ゼミナールシナリオⅠ 現代詩 キャリアデザイン
8 特別講義 編集 創作ゼミナールシナリオⅠ 現代詩


二年生

 
1 メディア研究Ⅱ 世界文学 創作演習Ⅱ 日本文学Ⅱ 全コース選択科目
2 メディア研究Ⅱ 世界文学 創作演習Ⅱ 日本文学Ⅱ 全コース選択科目
3 法学 心理学 広告広報 英語演習初級 英語演習上級 創作ゼミナールシナリオⅡ
4 法学 心理学 広告広報 英語演習初級 英語演習上級 創作ゼミナールシナリオⅡ
お昼休み
5 文芸批評Ⅱ 創作ゼミナール小説 取材ライティングⅡ 制作演習Ⅱ 文芸ゼミナールⅡ
6 文芸批評Ⅱ 創作ゼミナール小説 取材ライティングⅡ 制作演習Ⅱ 文芸ゼミナールⅡ
7 特別講義 文芸研究
和歌
文芸メディア演習 教養ゼミナール
8 特別講義 文芸研究
和歌
文芸メディア演習 教養ゼミナール

 

学生作品
短歌
エッセイ
雑誌

コースマネージャーからのメッセージ

私たちが大切にしていること

 

「良い小説とは何か、そんなことを議論しているよりは、とにかくひたすら読み、書くことが大切である」——この一見するともっともらしい意見に対して、わたくしは異なる感覚をもっています。

文学であれ映画であれ、表現者に必要な感覚のひとつは、この「一見するともっともらしい」言葉自体を疑ってかかることではないでしょうか。

それはもちろん、何でもかんでも議論をすればいい、疑いを差し挟めばいい、ということを意味するわけではありません。しかしながら、多くの人が(テレビのコメンテーターも含め)「これは良い小説だ」「これは豊かな内容を備えた傑作だ」と口を揃えて言う作品以外にも、「これは世間では注目されていないけれど、新しい表現の可能性が感じられる」「これも良い小説と呼べるのではないか」という、〈驚き〉の作品があってもいいわけですね。

2013年に芥川賞を受賞した黒田夏子さん(75)の『abさんご』は、まさしくそうした作品ではなかったでしょうか。75歳で受賞したという〈驚き〉もさることながら、これも小説であっていいという自由で新鮮な精神に溢れた〈驚き〉の作品であったと思います。

小説家の保坂和志さんも指摘していることですが、どことなく今の時代に漂っている「一見するともっともらしい」イメージ、つまり、明るさや速さや強さといったイメージとは異なる何かを愚直に探究すること、そして、途方に暮れている状態から逃げないでいること、が大切ではないでしょうか。

わたくしたちは普段の講義のなかで、そのような意識をもって、読み、書き、他人に敬意をはらいながら洞察と議論を重ねております。そして、その結果としてにじみ出てくる「驚くべき個」の創造性を育てたいと願い、日々学生たちと過ごしています。こうしたかけがえのない「個」への眼差しこそが、いわゆる「少人数教育」の最大のメリットなのです。

最後に、私の敬愛する作家スーザン・ソンタグの言葉をもとに、若き高校生の皆様へのささやかなメッセージを贈ります。

たとえば、自分が住居も冷蔵庫も持てずにこの地球上に生きている圧倒的な数の人々の一員だったら、と想像してみてください。自分以外の大きな現実、簡単には受け止められない深い感情、そうした心の「震え」を言葉にし、読者と歓喜を分かち合うこと。そのための〈感性〉と〈技法〉をともに文化学院で学びましょう。

 

2015年5月
文芸コース講師 
本田 英郎  

本田 英郎

編集者、出版プロデューサー。東北大学文学部社会学科卒業。専門はコミュ ニケーション論、メディア社会論。編集書に『InterCommunication』(雑誌)、 スーザン・ソンタグ『良心の領界』、蓮實重彦『ゴダール マネフーコー 思考と感性とをめぐる断片的な考察』、坂本龍一/後藤繁雄『skmt2』、磯崎新『オペラシティの彼方に』、浅田彰監修『マルチメディア社会と変容する文化』、マーシャル&エリック・マクルーハン『メディアの法則』、港千尋『自然まだ見ぬ記憶へ』など多数。著書に『これからのメディアをつくる編集デザイ ン』(共著)。青山学院大学総合文化政策学部兼任講師ならびに同・青山コミュ ニティラボ講師。

 

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